プラダンを含め樹脂シートは一般的に弾性が強く、カット加工や抜き加工時に同時に行う押し罫線加工だけでは容易に曲がりません。高温度のV字バーでプレス・溶融後に曲げてやることで垂直面が得られます。この技術を使用して、熱曲げ・熱罫線により精度が高く美しい箱が製造できます。弊社では、この加工機や金属リベッターなどを複数台運用しており、大ロットの量産も問題なく行うことができます。
加工内容 | 樹脂板の熱バーでプレスしてV字に融かして折り曲げ固定又は折り曲げ線とする加工 |
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加工サイズ | 最大幅2000mm(ミリ) |
加工材質 | プラダン・樹脂板 |
高温度のV字バーでプレスし溶融後に折り曲げると、溶けたところ同士がくっついて垂直に硬化します。最長2000mmを一気に自動で折り曲げることができます。
この加工を行うことで、反発の強いプラダンでも綺麗に曲がった状態を保つことが可能になります。シートの加工のみならず、ケースやスリーブでも活用されている加工方法です。
熱V字バーで罫線をプレス後そのまま置くと、くさび状の折り曲げ線になります。ヒンジ抵抗が少なく使い易い折り曲げ線になります。プラダンには曲げやすい方向と曲げにくい方向があり、この熱罫線加工は箱を使いやすく、きれいに仕上げるために必要な加工です。
折り曲げたい部分に熱罫線加工を施しました。熱を加えて加工した部分は簡単に折り曲げることが可能になり、使い勝手が向上しています。
厚物プラダンシートもきれいに曲げることができます。曲げの高さは最小で15mmです。熱曲げするとしなりがなくなりますのでたわみのない棚板ができます。
硬質シートのツインコーンに熱曲げ・熱罫線加工を施しました。二つの加工を組み合わせることで、コの字状とL字状の2通りの使い方ができるようになりました。
プラダン以外(発泡PPシート)の樹脂板も熱曲げできます。
樹脂素材(スミセラー)を使用して薄型のケースを製作しました。弊社では箱の高さを25mmに押さえた薄型ケースも製作することが可能です。
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