プラダンの鋲留め機には金属鋲と樹脂鋲の2タイプがあります。金属鋲は丈夫でプラダンケースには最も標準的な留め方です。 樹脂鋲はプラダンと同じ樹脂ポリプロピレン製(PP)です。異素材を使わずオールPPでケースを作れるので最終廃棄時に処理負担が少なく、環境への負荷を軽減する製品です。また、超音波接着機というタイプもあります。こちらは超音波で樹脂を溶かし、接着するもので、鋲自体が不要な加工方法です。
プラダンシートに金属鋲を打ち込み、貫通した鋲の先端をカールさせることによってシートを接合します。一本の金属鋲のみでシートをかしめる(結合する)ため、高い強度を持ったケースを作製する事ができます。
加工内容 | のり代を金属鋲でつなぐ |
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加工サイズ | アーム高1300mm アーム長さ1100mm |
加工材質 | プラダン、他樹脂板 |
鋲の先端がカールしてカシまるので、弾けたりちぎれたりする事がありません。
超音波振動により樹脂シートを融点までスポット加熱して溶着し、固定します。
鋲を使わないので鋲のはずれや混入の心配がなく、最終処分時の分別も不要になります。
加工内容 | 超音波を照射してスポット融着する |
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加工サイズ | アーム高1500mm アーム長さ1500mm |
加工材質 | プラダン、他樹脂板 |
プラスチックの接合面に、荷重をかけながら超音波振動を与えると、接合面で摩擦熱が発生するため、プラスチックが溶解し接合することができます。
鋲留めは鋲頭が若干出っ張りますが、超音波は出っ張らないので物が引っかかりません。
加工内容 | のり代を樹脂鋲でつなぐ |
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加工サイズ | アーム高 1050mm アーム長さ 900mm |
加工材質 | プラダン、他樹脂板 |
PP鋲はプラダンと同じポリプロピレンでできています。PP鋲を使用することで、単一樹脂のケースとなり廃棄時に分別が不要になります。
表と裏の両方からしっかりと留めています。
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