プラダン専門工場・経験豊富な製造・設計スタッフだからできる、プラダンシートの加工。
1つからでもお気軽にご相談ください。
カット・抜き加工
アール加工・穴あけ加工など
角に丸みをつけるR加工、看板用の穴あけ加工をはじめ、
曲線のカットなどに対応しています。
カット加工について
カットマシン
設計データと連動し、コンピュータ制御による実寸の自動カットで正確な製作ができます。
加工内容 | コンピュータ二次元データ操作・自動裁断 |
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加工サイズ | カットサイズ 最大幅 2000mm×最大長3000mm 最大厚み60mm |
加工材質 | プラダン・紙及び強化段ボール・ボード紙・樹脂板・緩衝材など |
特徴① - 加工機械と連動が可能なオーダーメイド設計
ヤマコーでは、営業担当がお客様のご要望をヒヤリングし、具体的な仕様を決めていきます。その段階から設計部と製造部との連携を密に取り、コストや使いやすさなども含めた最適の形状を考え出します。設計部はその仕様を基に、製品1つ1つの設計図をCADソフトで書き上げます。弊社は作成した図面を加工機械側で読込み、図面通り精確に加工できる環境を整えています。また、内容物の写真や図面をいただければ、それを基に緩衝設計を行うことも可能です。
特徴② - CAD/CAMによる精確な加工
CADデータを読み込んで、そのデータに基づいて加工する機械は一般的にCAD/CAMと呼ばれています。設計データの実寸大にヘッド部分が動き、カット刃と罫線(折り曲げ線)ツールが加工を行います。ヤマコーでは数種類のCAD/CAMを使い分けることで、それぞれの素材に適した加工を行っております。また、機械の使い分けだけではなく、それぞれの機械で使用する刃の種類なども使い分けることで、自由度の高い加工を可能にしています。
CAD/CAM用ツール紹介① - カッター刃
通常のカットに使います。刃が薄く、上下振動しながらカットするので細かなカーブや小さな穴などがきれいにカットできます。
CAD/CAM用ツール紹介② - ロングストレート刃(60mm)
厚みが60mmまでの緩衝材を自在にカットできます。 収納物にフィットした形状に加工することができます。
CAD/CAM用ツール紹介③ - ミーリング刃
上記二つのカット刃と違い、こちらは切削加工用の刃となっています。
カット刃が通らないような硬質な樹脂を加工する場合はこの刃を使います。
CAD/CAMによるプラダンシートカット加工
CAD/CAM加工では、お客様からいただいた寸法、図面通りにシートを切り出します。
プラダン専用のサンプルカッター(CAD/CAM)で加工を行うため、曲線や複雑なカットラインも正確に切り出すことが可能です。
加工例
5㎜の標準プラダンシートに円形カットを施しました。
プラダン専用刃でカットを行うため、切断面がきれいに仕上がります。
シート円形カット
(全体)
カット断面1
カット断面2
メリット
- 抜き加工のように木型製作代が必要ないため、サイズが大きい物や小・中ロットの製品を安く加工 できます。
- 抜き加工のようにシートを押しつぶす工程がないため、カット断面の垂直精度が高くでます。
デメリット
- 大ロットの場合、加工に時間がかかります ⇒ 抜き加工をご検討ください
- 大ロットでの注文であっても単価が下がりにくい傾向があります ⇒ 抜き加工をご検討ください
- 厚みのあるシート(7mm以上)は加工できません ⇒ ミーリング加工をご検討ください
抜き加工について
大型高圧トムソン機による高速抜き加工
数百から数千もの数を量産する場合は、製品寸法に合わせた木型を製作してこちらの加工機械で一気に量産します。 初回のみ木型代がかかります。しかし生産数が大量の場合は抜き加工の方がコストを抑え納期も早くすることができます。
加工内容 | 木型による大型プレス機・シートを乗せるテーブルが移動するタイプ |
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加工サイズ | 最大幅1980×最大奥行1480mm 厚み40mm |
加工材質 | 紙ダンボール・強化段ボール・ボール紙・プラダン・樹脂板・クッション材・フォームシート |
特徴① - 大ロット時に活躍!スピード量産を可能にする抜き加工
抜き加工は木型を使いシートを丸ごと抜くため、高速で加工することができます。
CAD/CAM(プラスチックボードカッター)によるカット加工 | 約20枚/1時間(数値は目安です) |
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トムソン(スーパープレス)による抜き加工 | 約400枚/1時間(数値は目安です) |
特徴② - 高圧プレスによる強力な抜き加工性能
400tものプレス圧をかけることができるので、硬い樹脂板も抜くことができます。
特徴③ - 移動テーブル
シートをテーブルに乗せ、スイッチを入れると自動でテーブルが移動しプレスされます。この機能により作業スピードはカット加工に比べるとかなり早くなり、大ロットの量産にも対応することができます。
特徴④ - プレス機独自の加工技術
カットマシンでは不可能な高圧で罫線を入れる加工が可能なため、反発が強いプラダンでも使いやすい箱が製作できます。
木型(抜き型)について
ヤマコーではできるだけコストパフォーマンスの良い製品をお客様にお届けするために、大ロットの場合はこちらの抜き加工をおススメさせていただいております。木型は製品ごとに、材料の硬さや厚みに合った種類を選び、専門の製作所に依頼して製作します。木型を使うと、CAD/CAMでのカット加工時よりも罫線がしっかり入り、使い易いケースになります。様々なケースの形状の中には、この加工を行うことでしか製作できない形状もあります。
抜き加工は加工を行う日の気温や湿度によっても仕上がりが左右されますので、より良い製品をご提供するために加工前には手作業で木型の調整を行っております。
木型はケースなどのご注文時に合わせてお渡しすることができます。 リピート注文などが考えられる場合は、再注文時にコストを抑えるために、弊社工場にて最後の使用時から1年間お預かりすることもできます。
プラダンシート抜き加工(トムソン加工)
抜き加工では、お客様からいただいた寸法、図面(イラスト)通りにシートを型抜きします。
型抜きには木型(ベニヤ合板に刃が埋め込まれたもの)を使用します。量産品、リピート品に向いた加工方法です。
また大型の抜き機(最大加工サイズ:1980×1480)を所有しているため、大判の抜き加工も可能です。
加工例
厚物プラダン(スミパネル)9mmに円形抜き加工を施しました。
ヤマコーはバリ(抜き加工の際、切断面に出る削りカス)のでない厚物プラダンの抜き加工を特に得意としております。
バリの出ない(※食品業界様に納入可能な水準)抜き加工では12mm、4500g/m2の加工実績がございます。
加工前シート
円形抜き断面1
円形抜き断面2
メリット
- リピート品、大ロット品を安く加工する事ができます。
- 製品間の品質の差異が小さくなります。
デメリット
- 木型代が別途必要なため、小ロット、大きなサイズの場合には単価が高くなる傾向があります ⇒ CAD/CAM加工をご検討ください
- 柔らかいシートの場合には、カット断面の垂直性が低下します ⇒ CAD/CAM加工をご検討ください
- シートを押しつぶしてカットするため、シートの周辺に白化が見られやすい傾向にあります
ミーリング(切削)加工について
CAD/CAMによる加工技術の一つです。弊社では耐久性の高いケースを作る一つの手段として、素材自体に固いシートを使うことをおススメしています。硬質シートであるツインコーンやプラパール、テクセル等は、その耐久性ゆえに細かい加工が難しい素材です。それらの硬質シートを箱の原型に加工可能にするのが、このミーリング加工です。通常のカッター刃では難しい加工も、ミーリング刃と専用の加工機械なら可能になります。
ミーリング加工では、お客様からいただいた寸法、図面(イラスト)通りに厚物・硬質シートを専用回転刃で削り切りします。 垂直方向の掘りの深さを調整できるため、掘り込み溝をつける事も可能です。
加工例
パロニア スーパーHD(発泡樹脂シート厚み10mm)に切削加工を施しました。幅6mm・深さ5mmで掘り込んでいます。
円形切削・掘り込み溝
掘り込み面
切削面
メリット
- 掘り込み溝の深さを設定する事ができます。
- 材質にもよりますが、他のカット加工よりも寸法精度が高く出やすいです。
- 他のカット加工では不可能な厚みや硬さのシートを加工できます。
デメリット
- ミーリング加工は他のカット加工よりも、作業時間がかかります。